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ソファが持つ雰囲気って形と使われている張地に寄るところが大きいですよね。今回はそのソファの顔になる張地についてご説明したいと思います。張地というのは、ソファの座面や背、アームの表面を覆っている生地のことです。素材には主に『布地』『本革』『合成皮革』の3種類あります。それぞれメリット・デメリットがあるのでそれをよく知った上で選ぶことがポイントです。

ソファの『布地』には麻や綿、絹と合成繊維の混紡などたくさんの種類がある上に織り方でまた雰囲気が変わってきます。それにカラーも豊富なのでバリエーションは無限大です。お値段もお手頃ですし。実際に座ってみても夏場涼しく冬場はヒンヤリせず。それでも、布地の張地ってどうしても汚れが気になるところです。最近の布張りソファには防水加工や防汚加工が施されているものも多くあります。それでも気になる場合には防水スプレーをかけましょう！これだけでも随分と張地が長持ちします。

『本革』はソファの張地の中でも一番高価なものになりますが、高級感があって使い込むほどしなやかになり味が出てきます。天然皮革なので革はまだ生きて呼吸しているのと同じで通気性や吸湿性もばっちり。その分、メンテナンスもきちんと行わないとその高級感は持続できません。水こぼしなどがあればさっと拭くことでシミは防ぐことができるので特別に毎日のお手入れは必要ないですけど、年に1～2度、専用のオイルやレザークリーナーで丁寧にお手入れしてください。これだけでソファの革は見違えたように生き生きしてきます。

『合成皮革』はPUレザーと呼ばれるポリウレタン樹脂を生地にコーティングして革のような表面にしたものと、PVCレザーと呼ばれる塩化ビニル樹脂をコーティングしたものがあります。PUレザーはソフトレザーとして革風ジャケットなどのように衣料品にもよくありますよね。最近のものは本革の質感に

近付いてパッと見はよく分からないほど高性能です。しかも本革に比べるとお値段もお手頃ですので、オススメの素材になります。PVCレザーはいわゆる塩ビとも呼ばれいる合成皮革になります。現在は価格が手頃ということもあり、様々な家具にも使われていますのでお馴染みかもしれません。

ソファによってはPUレザー（ソフトレザー）とPVCレザー（塩ビレザー）の両方の素材を使っているソファもあります。各々のイイトコロ取りで、うまく使い分けている訳ですね。合成皮革は徐々に劣化していきますが、その分お手入れが簡単という最大のメリットがあります。たとえ汚れたとしても拭き取るだけで大丈夫でです。染色もできるので、合成皮革は本革に出せない色を出すことができますので、カラーバリエーションは豊富です。ブラウン系やホワイト系などもあります。そういう意味では合成皮革のソファ方がカラーコーディネートを考えたレイアウトはしやすいと思います。

当店のレザーソファは、主にお求めやすい価格でありながら、性能やメンテナンス性に非常に優れいている合成皮革（PUレザーやPVCレザー）を中心にお取り扱いしております。特にソファの日々のお手入れは大変な作業であり、続けることが極めて難しいことから、高いメンテナンス性という特徴があることがやはり魅力ですね。本革のソファに比べるとお求めやすい価格でもありますので、2台、3台組み合わせるということもできますね。

以上のように、それぞれのソファの張地の素材には長所と短所があります。それなりにいいものを、という選択もありますし、小さいお子様やペットがいるとどうしても張地の痛みが早いので、手頃な価格のソファを家族構成に合わせて選ぶのもいいと思います。最近ではカバーの取り替えられるカバーリングソファもありますので、張地の汚れや傷みが気になる方にはよいですね。

アジアンスタイルと一口に言ってもそのスタイルは様々です。今回は、アジアンスタイルの中でも人気のある「東南アジアリゾートホテル」スタイルを自宅のリビングでも作ることができます。アジアテイストのソファは他のソファと違って素材から既にアジアの雰囲気を持ったものです。

• 「ラタン」は日本でもおなじみの籐です。涼しそうな編み目は暑い夏場に清涼感を与えてくれます。ちょっと大人の雰囲気を持ったソファになりますよね。
• 「アバカ」はマニラ麻とも呼ばれる天然繊維からできた綱のようにしっかりした素材です。滑らかな手触りと耐久性にとっても優れていて、まさにソファのフレームにぴったり。
• 「ウォーターヒヤシンス」と呼ばれる水草の茎を使った素材。これもまた綱のようにしっかりとしていて色合いもちょっと高級感の漂うソファになります。

アジアンソファは温もりを感じられる独特のソファ。アジアンソファをリビングに置いて、テーブルにイカットと呼ばれる織物生地やバティックと呼ばれるろうけつ染めの生地をテーブルクロスに使って、窓にはオーガンジーのカーテンをプラス。麻紐でちょっとくくってアクセントにしてもいいですね。それから、クッションカバーも綿の洗いざらしでさっぱりとした印象を与えます。インテリア小物はバンブー（竹）やラタンで編みこまれたかごやシェードを使うとより一層アジアの雰囲気をかもし出してくれます。

それからもうひとつ、秘密兵器があります。そのアイテムとは「モスキートネット」、和名で言うところの蚊帳ですね。このモスキートネットをソファの頭上に垂らすだけで天蓋付きのベッドのように雰囲気のある落ち着いたアジアンリゾートホテルのようになります。ソファ全面にかかっても蚊帳は透ける素材なので邪魔にならず涼しそうな印象を与えるんです。茶系のアジアンソファに白のモスキートネット。東南アジアのリゾートホテルのお部屋の基調色と同じです。

ソファはアジアンでなくても他のがいい、という方も、リビングの雰囲気を周りのインテリアでカバーするとアジアンテイストになりますね。