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温泉効能・泉質図鑑

今月のテーマ  硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)  〜成分で分かれる個性的なお湯〜
温泉図鑑一口に硫酸塩泉と言っても、主成分によってその特徴は主に3つに分かれます。石膏泉(せっこうせん・主成分は硫酸カルシウム)、芒硝泉(ぼうしょうせん・硫酸ナトリウム)、正苦味泉(せいくみせん・硫酸マグネシウム)がそれ。無色透明のものがほとんどですが、名称からもわかるようにそれぞれのお湯は実に個性的。
まずは、“傷の湯”と呼ばれ、武将にまつわるエピソ−ドが多い「石膏泉」。主成分の硫酸カルシウムには鎮静作用があるため、痛みやかゆみを和らげる効果が期待できます。 「芒硝泉」は、皮膚血行を刺激し、さらに体の表面をコーティングして体温発散や発汗を抑えて保温効果を高めることがわかっています。これを応用した入浴剤も今広く使われています。 「正苦味泉」は日本では珍しく、マグネシウムイオンのはたらきで高血圧症の血圧を下げ、動脈硬化を予防する効果が期待されます。
(参考:『医者がすすめる驚異の温泉』小学館文庫刊)
特徴


 土肥温泉(といおんせん)    美しい夕日と新鮮な魚介類で最高の贅沢を味わう
  効能:神経痛、筋肉痛、リウマチ、動脈硬化症、高血圧など
  住所:静岡県田方郡土肥町
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特徴
石膏泉。西伊豆の中でも最古、最大の温泉地。温泉や金が湧き、二毛作にも適した“肥沃な土地”を持つことから「土肥」という名称がついたと言われる。三方を天城山系に囲まれ西は駿河湾に面する風光明媚な自然、四季を通じた温暖な気候は若山牧水、川端康成など多くの文人にも愛された。
詳細データ
江戸時代、病気にかかった隣仙大和尚が、安楽寺の薬師如来尊にお参りをしたら、夢でお告げがあり、岩の間から湧く温泉に入浴したところ病気が治ったという「まぶ湯」。現在も安楽寺の境内でまぶ湯の見学ができる(入浴は不可)。源泉は6本と少ないが、その効能の豊富さで有名。

 稲取温泉(いなとりおんせん)    豊富な海の幸と伝統のお祭りが目白押し
  効能:硫酸塩泉(リウマチ、動脈硬化、高血圧など)、単純泉(神経痛、筋肉痛、疲労回復など)
  住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取
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特徴
もともと良港で知られた稲取港でにぎわう町だけに、豊富な海の幸が自慢。中でも、水揚げ量日本一を誇る金目鯛の料理は欠かせない。他にもあわびや、昔からお祝いの席で食べられていた郷土料理「げんなり寿司」などが有名。また、稲取はそれぞれの季節を彩るお祭りが多く、ぜひとも参加して伝統と熱い鼓動を体感したい。
詳細データ
石膏泉・芒硝泉。温泉地としての歴史は伊豆の中でも浅く、昭和31年に約57度の天然温泉が湧出したのが始まり。相模湾に小さく突き出た岬にあるロケーションを生かして、伊豆七島を一望できる露天風呂のある宿も多い。

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